《 ベートーベン風 》 【 交響曲 第1番 ハ短調 作品68 】 ブラームス、ベートーベン、バッハの3人をドイツ音楽の「三大B」と呼ばれている。 ブラームスは1833年にハンブルグで生まれたが、 その6年前にバートーベンが世を去っている。 バートーベンが生まれる20年前にバッハは世を去っているので、 3人がいっしょに生きた時はなかった。 バッハ (1685.03.21〜1750.07.28) 65歳 ベートーベン(1770.12.17〜1827.03.26) 56歳 ブラームスは、22歳から52歳の30年間に交響曲を4曲しか 作曲しなかったが、ベートーベン以後の最大の交響曲作者といわれている。 第1番を着手したのは、22歳のときだが完成したのは 21年後で、43歳になっていた。 元々、彼は自己批判に厳格だったが、特に交響曲においては、 偉大な先輩のベートーベンを意識したようだ。 出来上がったものは、たしかにベートーベンと並び立つような 傑作となったのである。 指揮者のハンス・フォン・ビューローは、「交響曲第10番」と 名付けたといわれるが、これはベートーベンが最後に作曲した 「交響曲第9番」に続く名作という意味である。 この曲は多くの点で、ベートーベン風の名曲である。 ベートーベンの交響曲第5番と同じハ短調で、その内容は、 ベートーベン風に「暗黒から光明へ」の精神的闘争となっている。 第4楽章の主要主題は、ベートーベンの交響曲第9番の 終曲「歓喜」の合唱主題と似ているし、その管弦楽法が、 ベートーベン風に地味で全体がベートーベン風にすぐれているのである。 大悲劇の序幕のような第1楽章の序奏は緊張のある強い響きで始まる。
第1楽章 Un Poco sostenuto-Allegro 第2楽章 Andante sostenuto 第3楽章 Un Poco allegretto e grazioso 第4楽章 Adagio-Piu andante -Allegro non troppo,ma con brio
第1楽章 Allegro con brio-Un poco sostenuto 第2楽章 Andante 第3楽章 Poco Allegretto 第4楽章 Allegro-Un poco sostenuto
第1楽章 Allegro non troppo 第2楽章 Andante moderato 第3楽章 Allegro giocoso 第4楽章 Allegro energico e oassionato
第1楽章 Maesutoso 協奏的ソナタ形式。 第2楽章 Adagio 三部形式 第3楽章 Aregro non troppo ロンド形式
第1楽章 Allegro ma non troppo 第2楽章 Allegro appasionata 第3楽章 Andante 第4楽章 Allegro grazioso
第1楽章 Allegro 第2楽章 Andante 第3楽章 Vivace non troppo
第1楽章 Allegro molto 第2楽章 Scherzo Allegro non toroppo 第3楽章 Adagio non toroppo 第4楽章 Menuetto 第5楽章 Scherzo Allegro 第6楽章 Rondo Allegro
第1楽章 Allegro modetate 第2楽章 Scherzo Vivace 第3楽章 Adagio non toroppo 第4楽章 Quasi Menuetto 第5楽章 Rondo Allegro